ギターネタ道場

わてが「ギターネタ道場」の師範代、MACだす(笑)。

ひとさまのネタに点をつけられるような資格があるとは言えまへんが、一番年寄りちゅーことで、堪忍してや。

わてを軽くいてこますよーな、ギターおたくの方が現れはったときは、潔く看板を譲りますんで。


<応募要領>

短い一行ネタでも、長いネタでもOKです。メールないしは、掲示板に書き込みでお寄せください。(注・現在は募集していません)

採点、進級は師範代の独断・偏見により行いますので、マジ切れしないでね(笑)。

ほんと、ごぶさたでーす。お待たせしてすいません。第四回を始めましょう。

<第四回>

皆さん、毎度熱心なご応募をいただき、ありがとさんです。

第四回は、前回同様「お題」を設けましたが、一方でフリーテーマでも受付けました。

(1)お題:「このプレイにシビれた!」

ギタリスト名、そしてあなたがシビれたというプレイについて、できるだけ具体的にお書きください。

レコード・CDならアルバム名、曲名、さらにはソロの何小節目といった、詳しい説明があるとなおいいですね。

もちろん、ライブの思い出でもけっこうです。(何人書いてもかまいません。)

(2)フリーテーマ

あなたがお持ちのギターのエピソード、欲しいギター、ギター豆知識など、なんでも自由にお書きください。

ではさっそく、応募順にご紹介します。

単身赴任さん(初登場)

始めまして単身赴任と申します。

江戸川さんのところにもリンクのあるスモ門(厚木ファッツ)さんのところで、ライブレポートなど書かせてもらってます。

これからも宜しくお願いいたします。

アメリカに単身赴任してるのいいことにジャム・セッションで大騒ぎしたり、明らかに日本より安いギターたちを買いあさったり、本場のブルースを見狂ったりとすき放題やらせてもらってます。

そのうち天罰がくだるかもしれませんがブルースの神さまが守ってくれると勝手に思っています。

以前からこのHPはよく読ませて頂いてたんですよ。

ギターねたと言うことで、私の昔話をすこしだけ。

日本が誇るエレキギターの神様寺内タケシ氏の名著「エレキ部落の大統領」をご存知ですか?

現代では使ってはいけない言葉が入ってるとかそういうことはさておいて、この名著が私の本箱にいつのまにか紛れ込んでいたのは中学か、高校生時代かともかく子供のころでした。

買った覚えも無いのに、なんとサイン入りで私の家にあったのです。

この中で、箔をつけるには本物を持たなくちゃいけないと言うことで、フェンダーをニコヨン(完全に死語ですね)のバイトをして、最後には着ている服まで売って、ランニングシャツとパンツ姿で買いに行ったと云うくだりがありまして、いたく感動したものです。

時は流れて私も東京で学生生活を送るようになり、当時のブルースブームの中にどっぷりとつかり、当然バンドもという状況になってたわけです。

ライブハウスにも出始めたのですがどうも今ひとつ垢抜けない(単に下手だったわけなんですが)、これは何か問題がある、そうだ楽器だ、ライブをがんがんやる売れっ子バンドは本物もって奏ってる、やっぱりフェンダーだギブソンだということに大きく誤解をしたわけですね。

当時、私はフェルナンデスのテレキャス・カスタム、もう一人のギターはグレコのレスポールを使っておりました。

彼は335、ちぇりーれっどのさんさんご!とか騒いでおりますし、私は当然フェンダー系へ走るわけなのですが、フェンダーと言えばストラト、当時日本のブルース界は「シンちゃん、ハッちゃんの335、ヤマギシのストラト」というわけでフェンダー弾きは皆ストラト。

テレキャスも何人かいたのですが思い出せません。

そこはそれ目立ちたがりやの私のことですから、他人と同じはいや、ということでちょっと考えました。

そのころから私のアイドルはオーティスラッシュ、アン・アーバーのライブ盤でギンギン言わせていたジャガーにいたく心惹かれてしまったわけです。

早速、楽器やさんに顔の聞くスイート・ホーム・シカゴの(今ローラーコースターでドラムを叩いている山崎氏もここの出身)正雄ちゃんに根回ししてもらい新宿の楽器屋へ飛んでいったんです。

しかしジャガーというのは当時のフェンダーの最高級器、高い、定価で270,000円、しかも超不人気機種、在庫一台のみという融通の利かない状況でありました。

けれども持つべきものはなんとやら、正雄ちゃんのおかげで170,000円で良いということ、やったー。

が、そのじゅうななまんえんが無いんですわ貧乏学生でしたから。

バイト代を残すのはどうしたらいいか、そうだ、食費だ、メシを食わなければ金は残る、短期間で金を作るにはこれしかない、寺内先生もメシは出演先の店でただ飯食べて楽器買ったではないか。

そんなわけでその日から米とふりかけだけの生活が始まったのです。そして見事2ヵ月後ジャガーはがりがりにやせ細った私のものになったのです。

それ以来胃袋が小さくなってしまい、今でも小食、痩身は直りません。

その日から、ライブで、スタジオでケースからギターを出したときの周りの反応「おお、ジャガーだ」「本物は初めて見たぜ」が嬉しくてしょうがない時期が始まりました。

確かに音もいい、サーフ・インスト御用達のこのギーターがライトゲージを張ってチョーキングしたときの鈍く光る粘りのある音、買ってよかったと思ったわけです。

ところがその至極のひと時も長くは続きはしませんでした。

なんと当時関東のトップバンド、ウィーピング・ハープ妹尾アンド・ローラー・コースターの初代ギタリストの川口氏がジャガー弾いてるじゃ有りませんか。

それも60年代もの。

彼に聞いてみると何でもファンにもらったとか。やはり巧い奴にはかなわない、さすが太田裕美のバックアップギタリスト、その燻し銀のようなプレイと、渋いオールドのジャガーはまさにベストマッチでした。

当然一流バンド、一目に触れることも多く、私のジャガーは彼の真似ねとか言われることもしばしば、でもしょうがない巧さが違う、でもいい私のジャガーはブロックポジション(全然悔し紛れ)。

しかしオールドよりも幾分派手な音質の私の愛器に満足はしていたのですが、問題はまだまだあったのです。

まず、ブリッジがどんどん下がる、弾いてるうちにみるみると。

ジャガーはご存知のようにフローティングしたブリッジの上に六つのこまが並んでいてそれがそれぞれ2 つのいも螺子で細かな高さ調整ができるという凝ったもの、使わないけどミュートもついてます。

しかしこのいも螺子が弦の振動で回るんです、まわると当然ブリッジが下がります。

ネジのピッチがもう少しきつければ動かないんですが、なにせインチでものを造る国、製品にはばらつきが有るんです。

スペアーなんて売ってない時代。

今ならば一番良い高さに決めたなら瞬間接着材で止めるという方法も有るんですが、当時は思いつかない。

ある程度常に調整は出来なければいけないと、ボンド、その他の接着材で試したりネジを錆びさせたり色々トライしたのですがダメ。

結局ESPに相談したところブリッジを他のものに変えたほうがいいということ、ミュートの皿の上にチューンOマチックのブリッジを載せることになりました。

これで見た目はともかくサステーンはものすごくよくなり、当然ブリッジ下がりもなくなりました。

しかしまだまだ苦難は続くのです。

チューニングが狂いやすい。

これはあとで思うとネックの微妙なそりも原因してたのですが、合わせづらい上に狂いやすい、泣く泣く糸巻きをシャーラーに交換しました。

これである程度の狂いは納まったのですが、その後も音の狂いは常に悩まされました。

良く中古で見るのですが、ムスタングのブリッジに取り替えてあったり、ヘッドギアを交換してあったりと、みな一応これらの症状に悩まされていたわけですね。

そして駄目押し、購入して一年後ジャガーがカタログから消えてしまったのです。

即、山野楽器に確認するとやはり噂どうり生産中止、パーツその他はジャズマスターがまだ生産しているのでしばらく大丈夫ですとのこと。

しかしぼろぼろになったミュートは手に入らない、結局私のジャガーは殆ど世に出回ら無かったといわれている黒のピックガードの最終モデルとなったわけです。

十年以上経って楽器屋に持ち込んだら2万円といわれびっくりして帰ってきたことが有ります。

馬鹿にするんじゃないぞ「新星堂」2万で買い取っていったいいくら儲ける気だったんだ。

というわけでその後ジャパンが出来た時にブリッジを取り替え(さすが日本製動かない)今でも日本の私の自宅に保管されております。

一時前橋のライブハウスに置きっぱなしにして有りまして、デビュー前の布袋氏がこれで遊んでたとか言う噂も。

時々息子が使わせて欲しいとのメールをよこします。

多分パンクをかき鳴らしていると思います。

以上私のギター話その1、長くなって申し訳ありませんでした。

その2はこれほどインパクトは無いと思いますがそのうち。

師範代コメント

アメリカはオハイオ州にお住まいの単身赴任さんから、実に濃ゆ〜い一編をお寄せきただきました。

スゴいです。日本のブルース&ロック史が凝縮されたようなお話で、感動的でさえあります。

まずは、寺内タケシ師のネタ。

本物を買うため、肉体労働、最後は服まで売り払ってゲットしたというエピソード。これは、わてにも記憶にあります。

近年、日テレ系の「いつ見ても波瀾万丈」でもやってましたが、万年落第生だった寺内サンが、ギターだけには三度のメシを食う時間も惜しんで入れ込み、その世界でトップにのぼりつめていくさまは、親や教師に白い目で見られているギター少年たちの心の支えにどれだけなったことでしょう。

そのタケシ少年のエピソードの中でも最も印象的なのが、ランニングシャツとパンツだけでフェンダーを買いに行くくだりでした。

ええ話やな〜っ、ということでまずは2ポイントさしあげます。

続いて、フェンダー・ジャガーをチョイスされたときのエピソード。

おおかたのひとたちと同じものを追っかけてなるものか、出切るだけレアなものを選びたい、しかも日本のプロと同じというのもマネっ子みたいでイヤ!という単身赴任さんのポリシー、一本筋が通ってますな〜。

わてのような、根っからのミーハーとはワケがちがいます(汗)。

その心意気、そしてありきたりのストラト・335でなく、ジャガーでアン・アーバーのオーティス・ラッシュを目指したというナイスなセンスに3ポイントさしあげまひょ。

しかし、20年以上前に27万円もしたとゆうんですから、ジャガーも高うおましたなあ。今のお金なら50万くらいに相当するはず。

ディスカウントして17万円とはいえ、学生サンには超高値には違いありません。それを三度の食事を抜いてでも手に入れてしまったという根性、実に見上げたものです。2ポイントさしあげます。

しかし、せっかく入手した愛しのジャガーに、ずっと泣かされるはめになろうとは…。

今みたいに交換パーツが豊富ならすぐ解決したでしょうが。ご苦労が察しられます。

それでもめげずにあれこれトライして、なんとか調整したという単身赴任さんのガッツにも、2ポイントさしあげましょう。

しかも、ボウイでデビューする前の布袋氏ともご縁があったギターとなれば、いよいよ貴重な一台ですな。

いわば、J・ROCKの記念碑的存在。ここでも、2ポイントさしあげたいと存じます。

最近、たぶんグランジ・オルタナ系が愛用したことが引き金となったのでしょう、爆音ガレージ・バンドにジャガーやムスタングが大人気です。

ぜひ、パンク好きな息子さんにも弾いていただき、末長く「家宝」として大切にお残しください。

しめて11ポイント、単身赴任さん、初登場でなんと二段に昇段です!

そまさん(初登場)

次に欲しいギター

現在マガイモノも含めてLesPaul、Stratcaster、Telecasterという3大強力ギターを所有しているので、もうなにも思い残すことなく死ねるのですが、あえて挙げるならば・・・

1.

MODEL : STEINBERGER

COLOR : BLACK

REASON : モト冬樹に憧れて。というのはウソで、オレ自身が小柄なので小さめのボディがウレシイ。ヘッドレスなのでボトルネックでおもしろい効果が出せそう。

2.

MODEL : P-PROJECT PAW-7

COLOR : NATURAL WOOD

REASON : 和田アキラに憧れて(本当)。あの音が出せるのならぜひ使ってみたい一本。

3.

MODEL : Zemaitis Custom Deluxe "Shell Top"

COLOR : SILVER

REASON : 楽器というよりもはや工芸美術品。とても入手はムリだけど一度でいいから弾いてみたい。

以上でござりますぅ。

師範代コメント

そまさんも初登場のかたですが、ご自身「Electric Guitar Museum」という、ギターマニヤのためのサイトを運営されていらっしゃるだけあって、通好みの強力なネタ揃いです。

まずは、第三回のお題でもあった「次に欲しいギター」で攻めてこられました。

拝読するに、ううむ、師範代の看板を譲らねばならなくなりそう…。

まずは、スタインバーガーと、いきなりの荒技!

ブルース系では絶無、ロック・ギタリストでもメタル系あるいはマーク・ノップラーなどごく一部のひとにしか支持を受けていない、ギターの既成概念を越えたギター、スタインバーガーをトップに持って来たとわっ!

しかし、エレキの原点といえば「THE LOG」。四角い板一枚とネックさえあればそれでOKということですから、スタインバーガーこそ究極のギターかもしれん!

モト冬樹氏がそこまで考えて使っているとは知りまへんが。

しかも、ボトル・ネックというアジな使いかたまで考えてこられたとは、おぬし、使えるのぉ!という感じです。脱帽の3ポイントさしあげます。

PAW-7

おつぎは、なんとピープロとなっ! なんちゅーエグいメーカーをご指定されるお人じゃ!

P-PROJECT、フェルナンデスの関連会社で、よりマニアライクなカスタム・メイド・ギターを製造するメーカー。

和田アキラ氏ご愛用のPAW-7、32万円もするというだけでわてはビビりまくりじゃ。

ルックスは基本的にストラト系なれど、セットネックで22フレット。マホガニーの2ピースボディ。

アクティブ・ピックアップ3個にパッシブ・ピックアップ1個。5ウェイPUセレクタに、3ウェイミニスイッチ、さらにはファンクションスイッチと、もう凝りまくり。

かのスーパー・テクニシャン、和田氏の注文を全面的に取り入れただけに、ありとあらゆる音色が出せる(といわれる)スーパー・ギターじゃ。

ううむ、買うんは無理でも、一度は手にとってみたい…。

怒涛のガブリ寄りネタに、これまた3ポイント!

さて、最後はまた、ゴージャスなチョイスでこられましたな、ハンド・メイドの逸品、ゼマティスとは!

わても雑誌「プレイヤー」の増刊などで、その美しきお姿を何度も見ておるが、本物には一度もおうたことがない。 死ぬまでには、一度、現品を拝んでから逝きたいもんじゃ。

こちらも文句なし、マニヤの琴線に触れるチョイスじゃ。3ポイント!

合計9ポイント。つうことで、そまさん、堂々の1級でござる。

HDさん(七段)

私にとっての 「うわっ、ヤラレタヨー」というプレイ(というかフレーズです)は、AIN’ T NOBODY’S BUSINESSのギターソロに尽きます。

ただ私が聴いたの中2の時、ウシャコダというバンドがやったものなので、他の方々が同じフレーズで演っているとは限りませんし私はそんなに詳しくないのです。

ドラムが入り、曲全体が盛り上がって、ギターソロの最初のフレーズ「きゃっきゃっきゃっきゃら〜ん」(キーがAの場合:ミ→ソ♭→ラ→シの一音チョーキング→ラ〜)を聴いて「こ、これがブルースのギターだー」なんてやられちゃったのでした。

確か菅野さんではなくてテレキャス弾いてた中村さんが弾いていたと思いましたが・・・あれ、こんなので私の伝えたいフレーズが伝わりましたでしょうか?難しかったですか。

ということで、私がやられちゃったブルースの王道ともいうべきこのフレーズはいったいだれが最初に弾いたのだろうか、ということが疑問でもあります。

師範代コメント

現在最高位の七段をキープしているHDさんは、まず今回のお題で参戦です。

ふむふむ、資料をひもとくに、「エイント・ノーバディズ・ビジネス」は相当古いうたで、オリジナルはベッシー・スミスだそーですから1930年代。

ジミー・ウィザースプーンというシンガーが49年ジェイ・マクシャン楽団をバックに歌ってヒット。

以後BB、フレ・キン、ボビー・ブランドらがカバーしてスタンダード化したといいます。

HDさんのおっしゃるフレーズは、いわばブルースにおける、もっとも使われる「クリシェ」(決まりフレーズのこと)のひとつです。BBをはじめとする、さまざまなギタリストの「共有財産」ともいえそう。

ま、ウシャコダのは、おそらくBBのギターが直接のネタ元でしょうが、さらに遡及すれば、相当古〜いギタリストまで行きつくかも。

な〜んて、満足な解答になっとらんが、この程度でゆるされて〜!

HDさんには珍しくブルースなネタですな。基本をきっちり押さえる姿勢に好感が持てます。2ポイント進呈しまひょ。

てなわけで、HDさん、単独九段に昇段です。

そまさん(1級)

また来たよぅ・・覚悟しな。

お題:このプレイにシビれた!

いっぱいありすぎて収拾つかなくなるのでバラード系ギターフレーズ(ブルースではない←謝)を中心に選んでみました。

なぜか古いLIVEばかりですが・・インプロヴィゼーション炸裂です。

1.

GUITARIST : 和田アキラ(PRISM)

ALBUM : PRISM LIVE (CD:Polydor H50P 20270/1)

TITLE : LOVE ME

多分ES335でプレイしていると思われる和田氏による後半の泣きのフレーズ。特に森園選手とのカラミの部分は鳥肌もんです。

2.

GUITARIST : Scott Gorham(THIN LIZZY)

ALBUM : LIVE AND DANGEROUS(CD:日本フォノグラム 28PD-547)

TITLE : STILL IN LOVE WITH YOU

どうも心もとないけどScott Gorhamなんじゃないかな〜・・

中盤の左側パンのギターソロです。オレがセイガクバンドの頃得意としていたナンバー。

3.

GUITARIST : Michael Schenker(UFO)

ALBUM : UFO LIVE(CD:東芝EMI CP28-1036)

TITLE : I'M A LOSER

ブレイクの後からエンディングに向かうソロ。何度聴いてもシビレてしまう。

スピーディなパッセージですが曲調がバラードということで挙げてみました。

やっぱり書ききれない。今回はここまで。このテーマ常時受付け希望。

師範代コメント

刺客のごとく、またまたツワ者そまさんご登場です。

今回もやられた!という感じです。まずはお得意のプリズムで、手堅くこられましたな。

「LOVE ME」、ライブ盤はあいにくチェックしてないハンチクなわてですが、聞くだに、いかにもスゴそう。

モリさんファンのわてが聴いてないってのも、赤っ恥ですな。速攻チェックせねば! まずは2ポイントさしあげまひょ。

続いては、シン・リジィすか。パワー、テク、味わい、三拍子そろった、ナイスなバンドだったすね〜。ステージ・パフォーマンスもカッコよろしゅおました。

懐かしネタに感涙にむせびつつ、2ポイント進呈。

最後のマイケル・シェンカー、これもまた涙モノ。フライングVを下げた雄姿がまたカッチョよかった! これにも2ポイント。

都合6ポイントで、そまさん、あっという間に六段に昇段です。

アブラヤさん(初登場)

とりあえず… お題:このプレイにシビれた!

やっぱり『クリームの素晴らしき世界』収録の「クロスロード」に尽きると思います。

おそらく今現在のクラプトンが演ろうとしたら、即脳溢血になること受け合い。(^^;)

それと20年ほど昔、新宿ピットインで見た和田アキラも凄かった。

たしか本田俊之&バーニングウェーブで準レギュラーとして参加していた頃だったのですが、私の目の前1.5メートルで繰り広げられる早弾きは、とても人間技とは思えなかったです。(@_@)

師範代コメント

超人気サイト「アブラヤのホームページ」の主、アブラヤさんの初投稿です。

クリームでプレイしたクラプトンの「クロスロード」、おそらく全世界のプロ・アマギタリストにもっともコピーされた曲のひとつでしょう。

しかも、完璧にコピーできたひとも極めて少ない、きわめつけの難曲でもあります。

わても、ご多分にもれず、後半でギブ・アップしました(笑)。ある高校生バンドなんぞ、難しいんで前半のフレーズを二回弾いてました(爆)。

とにかく、音の伸び、ツヤが素晴らしく、クラプトンのすべてのフレーズをギュッと圧縮したような濃い中身に、当時中ボーのわても圧倒されましたわ。

とにかくみんなが知っている名プレイ中の名プレイ。大納得のこのネタには、3ポイントさしあげます。多分に個人的思い入れもはいってますが。

それから和田アキラ氏、プリズムをふりだしにいろんなところで活躍されているようですが、「速さ」ということでいえば、いまだに彼を上回るプレイヤーはそう登場していませんな。もちろん、和田氏はただ速いだけじゃなくて、高い音楽性も兼ね備えていますが。

こちらにも2ポイント。計5ポイントですので、アブラヤさんには5級をさしあげます。

ZZTOTさん(六段)

毎度おおきに。

私、しびれたプレイってフレーズよりこんな弾き方ガッてえのが多くて。

(1)バディ・ガイ・・・腹スクラッチ奏法(勝手につけました)。

昨年ブルースカーニバルで目撃、DVD「シカゴブルースの伝説」で見れます。

(2)吾妻光良・・・・・アライグマ奏法、ただ指板を両手でこするだけだどシビレマシタ。ローラー・コースター「ブギー・ディスカウンター」で聞けます。

(3)ティビー・・・ライト・あんよ奏法、とっくに解散したロックバンドですが、裸足の右足で指板をタピンク゜するアクロバティックな姿に笑えました。

(4)ジョンリー・フッカー・・・足弾き

吾妻さんの記事で読んだのですがギターを足で弾いたらしいです。

オープン・チューニングでしょうが話だけでも感動しました。

師範代コメント

いつもユニークなネタでわれわれをアッといわせてくれるZZTOTさんですが、今回も期待にたがわずやってくださいました。

ユニーク奏法のオンパレードときましたか!

もう、なみたいていの回答ではめったに驚かないわても、さすがに口アングリ状態。

どれもこれも、見たことのないネタばかり。さすがに(4)だけはZZTOTさんご自身もご覧になったことはないそうですが…。

文句なしのオモロネタでしたので、各2点、計8点をさしあげましょう。

ってことは、あら、ZZTOTさん、十段を軽く突破、プラス4ポイントとなりますね。

したがって、初の「名人位」をさしあげたいと存じます。

おめでとうございます!

そまさん(六段)

お題:このプレイにシビれた!

そま発2号

今回1発目はブルースですよ!(といってもクラプトンですが)

1.

GUITARIST : Eric Clapton

ALBUM : e.c.was here (CD:Polydor 831 519-2 Y-1)

TITLE : Rambling On My Mind

またしてもLIVE。いわゆるホワイトブルースです。ディストーションがキツイのはイヤンというデルタな方もいらっしゃるでしょうが、ソロに入ってからの移調→移調→・・はいいぞぅ! 思わず「よっ女タラシ!」と声をかけたくなること必至!

このALBUMは正気に戻ったClaptonが真面目にギター弾いてるので買って損なし。(悪意はないですよ。)

しかし現在のClaptonはどうでしょう????  ヤク中を助けてくれた友達はもうなにも言ってくれないんでしょうか?

2.

GUITARIST : 山本恭司

ALBUM : 吼えろBOW WOW

TITLE : HEART'S ON FIRE

拙サイトのギタリスト紳士録の中にもリストアップしてますが、この曲を最初にFMラジオで聴いたときはかなりビックリしました。

日本人でこんなギター弾くヤツがいるとは! 今でこそなんてことないフレーズですが、当時相当苦労してコピーした覚えがあります。

3.

GUITARIST : Jennifer Battern

ALBUM : CARMINE APPICE'S GUITAR ZEUS(CD:FEMS APCY-8228)

TITLE : GUITAR ZEUS Part1

最近ではJeff Beckのアルバムやツアーに参加しているジェニファー・バトン。

このアルバムはカーマイン・アピスの音楽活動30周年記念をして作られた企画ものですが、タイトル・トラックでギターを弾いているのが彼女。

女だてらになんてギター弾きやがるっ!という感じで圧倒されてしまいます。

Eddie Van Halenも真っ青のタッピング。いやぁスゲエねえちゃんです・・・

今回はここまで。3号も考え中です。

師範代コメント

そまさんも負けじと3度目のご登場です。

まずは、クラプトン。

「e.c.was here」、わても超名盤だと思います。なにより、演奏にガッツが感じられます。同感同感。

そのなかでも、意表をついてロバ・ジョン・ナンバーで来たあたりがそまさんらしいですな。

まずは2ポイントさしあげましょう。

次はバウワウですか。なんとも懐かしい。

山本恭司氏はいわば、ハードロック世代のギタリストの先駆け的存在。

それまでの日本のギタリストはどちらかといえば、ブルース・ロックが基本って人がほとんどでしたから、すごく新鮮な音に聴こえたもんです。デビュー・アルバムからの選曲、唸らせるものがありますなぁ。

こちらにも、2ポイント進呈です。

最後のジェニファー・バトン、わては勉強不足でまったくノーマークざんした。お恥ずかしい。

アメリカって国は14才の女性ブルースギタリスト(シャノン・カーフマン)がデビューするなど、女性ギタリストの層が厚いところですなぁ…。日本も、もっと頑張らんと。

とにかく、そまさん、よう聴きこんでいらっしゃる。ほんま、勝てまへんわ。

てなことで、このネタにも2ポイント。計6ポイント獲得で、そまさんも十段プラス2ポイント。

ふたりめの名人、誕生です。おめでとさん!

かつさん(初登場)

欲しいギターの件にて投稿させていただきます。

(1):ギブソンES-355チェリーレッド」:前に持ってましたが、ビグスビーのアームがめんどくさいので売っちゃいました。アームなしの355を探してます(マジで)62年から69年までのものが欲しいです。

(2)フェンダーテレキャスターカスタム:(サンバースト色の奴):ルックスが渋くて、一度弾いてみたいギターです。音は・・・・やはりフロントをハムにかえるだろうな〜。多分・・・・

とまあ、本日現在はこんな感じです。

師範代コメント

お若いのにオーティス・ラッシュ・フリークのかつさん、われわれロートル顔負けのシブーいテイストをお持ちです。

ES-355、以前はお持ちでしたとは…。そのお年で、お金持ちですなぁ。

たしかにビグスビーは効きが悪いうえにプレイの邪魔になりやすいんで、使えないすなー。トレモロなしのほうが正解です。

あえて、ありきたりの335でなく、お気にのギタリストに習って355というセンスはさすが。2ポイントさしあげます。

テリー・カスタムというのも実に通好み。さらにサンバーストとなれば、ちょっとレアで、みんなに一目置かれそう。ナイスなチョイスです。

こちらにも2ポイント。計4ポイントで、かつさん6級となります。

HDさん(九段)

そまさんの投稿を読んで、あ、そういえば・・・というものがいくつか浮かびましたので、投稿させていただきます。

うわー、うおーっと思ったプレイはいくつかあります。

そのほとんどがやはり若かりし頃の経験なのですね。欲しいギターの時もそうだったように、多感な小僧だったようです。この私。

中学の時、皆でウッドストックを観にいこうということになり、池袋の文芸座かどこかに行きました。

同時上映はZEP。「幻惑されて」ですっかり熟睡してしまうも、その後のウッドストックではありゃりゃー、なんてものがありました。

「あ、またWHOなんでしょー」とお思いになった方がいらっしゃるかもしれませんが、ぶぶーっです。

「早弾き」との初対面、アルビン・リーでした。

「ヘリコプターで家へ」なんていう妙な邦題もインパクトがあったのですが、それよりなによりあんなギター(そりゃーそうです。ソリッドギターこそロックだと思っていたガキなのですから)で息つく間もなく、てらてらきゃらきゃら弾かれてしまったので、私の口は半開き状態だったことと思います。

とにかく凄い。こんなに早く、続けざまにフレーズを弾く人がいるのだ、ということを認識してしまいました。

それ以前にもウッドストックは観ているのですが、なぜか認識していなかったのです。曲のイントロ2小節くらいはコピーしたのですが、あとは追いつかないのでやめてしまった記憶があります。

そんな早弾きに出合った翌年、友人が買った一枚のアルバムで更に「うわー、これわすごい。人間業じゃないよー。笑っちゃうよなー。はは。ホントにこの人が弾いてるのかねー」とジャケットで腕組んでいる髭眼鏡広額の男性を見ていました。

そうです。アル・ディメオラです。

アルビン・リーが雑な早弾きなら、アル・ディメオラは緻密な早弾きとでもいうのでしょうか。

ロックばかり聴いている周りの連中よりも、一歩リードした気持ちにもなりました。だってすごいんだもん。

兄にもらったデタッチャブルの黒いレスポールカスタムが、カッコよく見えてしまう瞬間でした。

バックで弾いているアンソニー・ジャクソンのベースプレイにもやられちゃいました。

ギターと同じパッセージをピッキングで追いかける。何者なんだ、この人は。という疑問をもちつつ「MUSICLIFE 1978 12月臨時増刊号 ROCK MACHINE」(内外ミュージシャン1001名の顔と使用楽器のデータベースな本。いまでも重宝)で顔をみた我々は愛嬌のある顔で大爆笑してしまった記憶があります。

まあ、こうやって意識を始めると。時代とともに早弾きギタリストがわんさか出てくるのですが、別に早いからなんだというわけではありません。衝撃的だったというワケです。

以上「早弾き編」でした。

師範代コメント

まずは、HDさんお得意のウッドストック・ネタ。となりゃ、誰もがWHOかと期待するところ。

でも、見事なフェイントをかけ、今回はTYAのアルビン・リーで攻めてきました。

いまじゃほとんど誰も覚えていませんが、突き出した下唇に特徴のあったアルビンは、よくMUSIC LIFEのネタにされてましたな。

で、70年代当時としては、彼の早弾きはホント、画期的でした。

いまなら彼くらいのスピードじゃ普通扱いされるでしょうね。時代は変わりました。

TYAなんて古いネタ、よく覚えていらっしゃいましたという感じです。

まずは、2ポイントさしあげます。

アル・ディメオラ、彼も一世を風靡しました。今どうしているか、まるで聞きませんが(笑)。

HDさんのおっしゃられているのは「エレガント・ジプシー」の頃でしょうか。

とにかく、ベーシスト共々、神業のようなスピードでした。ロックなのかフュージョンなのか、よくわかりませんでしたが、スゴかった。

しかしながら、速さというものは慣れてしまうと、どうとも思わなくなる。それも人のサガということです。

P・ギルバートだの、C・インテリペリだの、今はスゴいといわれても、明日には忘れられてしまうのかも。

となれば、最後は速度より「味」かも知れません。

なかなか考えさせるものがあるネタでした。こちらにも2ポイント。

合わせて4ポイント。HDさんもついに十段プラス3ポイントで、「名人位」に昇格です。

おめでとうございます!

そまさん(名人)

ギターコピーネタ

最近よく耳にして、ギターの音色が気になる曲、それはAIKOの「初恋」。

歌い手はどーでもいいのですが(AIKOファンがいたらごめんなさい。オレはハイヒールモモコかと思ってました)、ウーマントーンバリバリのイントロ〜ソロ〜エンディングのギターはなぜか郷愁すら覚えます。

音源がない(というか当然買う気なし)ので、思い出しつつコピーしてみると、2弦15フレットのチョーキングから始まります(多分)。

つーことでKEY=A(多分)。

できればハンバッキングのギターでトレブル抑え目、ディストーションも控えめで弾いてみると感じが出るかも。

近ごろギターから遠ざかっているオトーサンギタリストのリハビリにも最適♪

多分2巡くらいミミコピすれば弾けると思います。あ、このネタシリーズにしようかな?

師範代コメント

すでに名人位についたそまさん、余裕しゃくしゃくでまたも登場です。

「ウーマン・トーン」といっても、若いかたにはわかるかな〜。わっかんねーだろーなー、という感じですが、元祖はクラプトン。

ハムバッカーのついたギターで、フロントPUを使い、トーンつまみを限りなく0に近く絞ることで、女性がうめくような低く色っぽい音が出るという仕組みざんす。

わても、当時ギタリストのバイブルと呼ばれた、成毛滋サンのグレコギター教習本&カセットにて勉強しました。いまも持ってるかた、いますかな?

身近な音も、ギター練習のいい材料になるとは、さすがそまさん、目のつけどころがシャープです!

2ポイント進呈。したがって、十段プラス4ポイントのZZTOTさんと並ぶ、筆頭名人に昇格です!

エリオルさん(初登場)

私がシビれたギターソロ。5曲です。

1.レッドツェッペリンのセカンドに収録の「ハートブレイカー」のギターソロは、ジミーペイジの計算されたカッコイイもの。ビートルズのI WANT YOUのようなフレーズが出てきてスリリング極まりない。

2.ローリングストーンズの最もプリミティブブルースに接近したと思われるアルバム「ベガーズバンケット」から、1曲目の「悪魔を憐れむ歌」の間奏に入るキース・リチャードの調子を外したような、チョーキング(と言うのかな?)ギターが印象的。

3.クリームの最終アルバムに収録のジョージハリソン作「バッジ」の間奏のクラプトンのギターの音色が忘れられない。自分のHPにも書いたが、この音色は絶対、後年ボストンのトムシュルツがパクッたと思う…

4.マイクブルームフィールドのアルクーパーとの「スーパーセッション」から「アルバートシャッフル」のギターはこれぞブルースギターのお手本って感じの素晴らしいもの。

5.ディープパープルの名作「ライブインジャパン」と同時に採られた「ブラックナイト」のライブヴァージョン。

後に「24カラット」というベスト盤とシングル盤で発売された。ここでのリッチーのギターソロが凄い。

昔の音楽専科という雑誌で渋谷陽一が「フレーズ以前のフレーズを弾いている」と評していた。

師範代コメント

初登場のエリオルさん、わてと同様、70年代のロックがお好きなようで、その手の感涙モノネタが勢揃いですな。素晴らしい!

ZEPのジミー・ペイジ、彼も全世界のギタリストにコピーされまくったひとりですな。

中でも「ハートブレイカー」のソロをきちんと弾けるかどうかは、あまたあったZEPコピーバンドの試金石みたいなものでありんした。

オーティス・ラッシュあたりにかなりインスパイアされたとおぼしき早弾き。確かによくまとまってました。まずは2ポイントに値いするでしょう。

ストーンズのキースというひと、テク的には上手いんだかなんだかよくわからないんですが、「雰囲気」はホントありますよね。

ヘタウマ系のカッコよさといったらいいのか。ツボは常に押さえているひとです。こちらにも2ポイント。

ジョージとクラプトンの共演もカッコよかった。当時では珍しいフェイズのかかった音色もふくめて。レスリーを使っていると聞いたことがあります。これも、もちろん2ポイント。

「アルバート〜」これぞ、一世を風靡したギター・ソロ。この音(レス・ポール)にほれこんで、元ゴールデン・カップスのエディ藩氏はレス・ポールを大枚はたいてハワイで買ってきたというエピソードがあるくらいです。フレーズもさることながら、音色も魅力の重要なファクターってことですね。ナイス・チョイスに2ポイント。

パープルの凄さは今も語りつがれていますが、中でもリッチーのフレーズは本当ユニークでブッ飛んでます。今はすっかりロックから足を洗ってしまって、残念。「ハイウェイ・スター」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「レイジー」が有名ですが、「ブラック・ナイト」も負けじといい! ということでまたも2ポイントで、計10ポイント。

見事に粒の揃ったセレクションで、エリオルさん、いきなり初段にランクインです。

そまさん(名人)

ぼくちゃん眠いの・・・

ギターネタ飛び込み!日本人いってみよう!

1.BLUES POWER / CREATION(Gt:Kazuo FLASH Takeda)

Jap Blues Guitaristはこの人しかいないんじゃないか?

2.Listen Me Baby / Johnny, Leuis & Char(Char:竹中尚人)

なんだかんだいってもこの人上手い!

3.Good Morning / Yoshiaki Masuo

Jazz方面の人ですが、細やかなピッキングが心地よい。

師範代コメント

そまさん、またまた精力的にご投稿です。

ブルース・クリエイションという元のバンド名でわかるように、リード・ギターの竹田和夫氏はブルースにどっぷりそまったひと。ボビー・ブランドなどをこよなく愛聴されていました。

今はおもに国外で活動、日本で彼のプレイを聴けないのはちと残念。昔の「タバコ・ロード」のプレイなぞにわても影響されましたぞい。共感度大ということで2ポイントです。

チャーも、そのキャラについては好き嫌いが分かれるところでしょうか、プレイについては文句なしにトップ・レベル。

さすが、中学生の頃からギャラをもらってやっていただけあります。しかも、年々プレイに磨きがかかっている。これは稀有なことでしょう。こちらも2ポイント。

増尾好秋サンも、手堅いプレイヤーですね。派手なプレイはないけど、心やすらぐものがあります。2ポイント進呈です。

しめて6ポイント。十段プラス10ポイント。ついに「永世名人」誕生です!!

HDさん(名人)

刺激されました。

皆様の書き込み読んでいて「あ、そういえば」なんていうモノが出てきました。しびれたプレイに関したネタモノになると思いますが、ブルースからはやっぱり離れます。

アル・マッケイ(EW&F)のカッティング!アースのグルーヴには絶対不可欠。

Mrカッティングと呼ばれるヒトは数多くいるが、このヒトのは耳から離れない。

自然と首が前後にうごいて鶏のような私がいたりする。

竹中尚人(JL&C時代アルバム「FreeSpirit」内ナチュラルバイブレーションのソロにがつーんとやられた。

16小節程ハマリングとプリングしながらアームをうよんうよんするという単純といえば単純なフレーズなのだが、野音で見た頃の幼い私には「こんなソロあり?」と衝撃的だった。今聞いても素敵じゃ。

師範代コメント

投稿の最後は、またHDさんがご登場。

リズム・ギター、単純なようでいて、実はなかなか奥が深い。

キース・リチャーズ、仲井戸麗市をはじめとして、カッティングにこだわる「サイド名人」は数多くいますが、アル・マッケイ、たしかに印象的なプレイが多いですな。

わて的には、ラムゼイ・ルイスとのコラボレーション「太陽の女神(SUN GODDESS)」がベスト・トラックでござる。あのカッティングで始まらねば、全然印象の違った曲になっておったはず。

あ、もち、「セプテンバー」もええすよ。

なかなか意表をついたご指摘、さすがの名人。2ポイント進呈です。

チャーのアーミングも、ワン&オンリーのものがありますな。やはり、愛器ムスタングあってのトリック・プレイ。

上にも下にも自由自在に音程をコントロールできる、あの一台に憧れたものでした。

ロックとはいってみれば、発想の転換の音楽。小難しいフレーズなど使わずとも衝撃的プレイができるっちゅーことですな。

こちらも2ポイント。計4ポイントで、HDさん、十段プラス7ポイント。永世名人まであと一歩です!

師範代のネタ

今回も前回に負けず、皆さん、たいへん優秀でござった。

ここまで濃いネタの連続やと、もう、わての出番などあるんかいな?という感じではござるが、それでは情けないのでわてもひとつ。

今回は、おふざけなし、マジなノリで直球一本勝負じゃ!

わてが影響を受けたギタリストは、ウェス・モンゴメリーをふりだしに、ジョン・フォガティ、エリック・クラプトン、ニール・ヤング、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、リッチー・ブラックモアなど数々ござるが、ナマで見て「シビれた!」といえば、もう、ロリー・ギャラガーにつきますな。

あれは1973年、わてが高校1年の年、ロリーが初来日公演を中野サンプラザでやったが、以前から「ライブ・テイスト」など聴いて注目していたわては、当時ユニットを組んでおったキーボードのK君と一緒に、さっそく観にいきましたがな。

席はなんと、正面かぶりつき! チケットをとってくれたK君には大感謝!のロケーションやった。

登場したロリーは、チェックのネルシャツにジーンズと、いかにもイナタいアンちゃん風であったが、プレイに入るとカッコいいのなんの!

もう、ピッキング・ハーモニクス、ばしばし決めまくり状態。実にスピーディでスリリングなプレイの連続! 塗装ボロボロのストラトがこのうえなくカッコよく見えたもんや。

なかでも「メッシン・ウィズ・ザ・キッド」は、ボーカル、オブリ、そしてソロとすべてイカしておりましたぞ。

ブルース・ブラザーズのバージョンで知られた曲やが、こちらもチョベリグーっす。ライブ盤に収録されてますんで、皆さんにもぜひチェックしていただきたい。

以後30年近くたちましたが、あれだけ「熱〜い」プレイを聴かせてくれたギタリストは、ほかに知りまへん。やっぱ、ロリーのプレイは、永久に不滅だす!

つーことで、個人的思い入れに終始しちまいました。おそまつ!

それでは皆さんのご応募、お待ちしておりまーす。


「ギターネタ道場」第三回を読む

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