投稿ページ<わたしが愛したギターたち>

今回は、当HP掲示板の常連、Othumさんからの寄稿です。

この一編は、彼が不肖MACの「ギター偏愛記」をお読みになったことがきっかけで生まれました。

音楽歴ン十年のベテラン・プレイヤー、Othumさんが、歴代ギターへの思いを熱く語った、約16,000字の長編。

ギター・ピープルなら、120%共感間違いなしの、力作です!


わたしが愛したギターたち    text by Othum Miyakawa

Teisco/model unknown/used→sold?

時は 1962年?あたり、すぐ隣に住んでいた同い歳のいとこ(女性)が、イギリスの POPシンガー、クリフ・リチャードにノボせてて、彼の映画が来るとよく付き合わさせられていました。

こっちは男ですから、クリフ・リチャードなんて内心「ケッ」と思っていたのですが、そのバックを務め、時にインストのナンバーを演奏する The SHADOWSにはすっかり魅了されてしまったのです。

しかし、まだギターを「自分で弾く」なんてコトは想像すらしていません。

やがて高校に入り、中学の時とは違った「音楽好き」たちと出会いました。(その中には後に Heavyなフォークでデビューした「三上寛」の実兄もおり、彼とはいまでも交流があります。)

高校1年の時にビートルズがデビューし、周囲はそれ一色となりましたが、私には、あのクリフ・リチャードと同じ「POP」のスターに見え、あまり感情移入できませんでしたが。

やがてそれを追うように The ROLLING STONESの日本での初シングル「Tell me」が流れて来た時、自分が待っていたものの正体が判ったような気がしました。

ただ、当時のビートルズ旋風の中では少数派にすぎませんでしたが。

高校での3年間は、RADIOでオン・エアされる数々のナンバーを聴いて楽しむだけで終わっています。

この間に何本かロック・バンドやポップ・グループの映画(今でいうプロモの映画版ですね)を見て、さらにロックよりに傾いていったような気がします。

また、このころ、フォーク・ブームというものが起こり、まわりでも「フォーク・ギター」なるものを買ってキングストン・トリオとかピート・シーガー、後にはボブ・ディランなどにノメりこむ連中が現れています。

そしてそれがナゼか、当時の「IVYファッション」のブームと連動しており、ボタン・ダウン・シャツに生成りのコットン・パンツ、髪はクルー・カットでフォーク・ギター、という図式が出来上がっておりました。

とある美大の受験に失敗し、浪人生活が決定した春、初めてのバイト収入で質流れ屋で目にしたテスコのシングル・カッタウェイのセミアコを「つい」買ってしまったのが、その後 36年に及ぶ楽器との生活の始まりでした。

初めてのギターがセミアコとはいえ、「エレキ」だったコトがさいわいして?どんなに弾き続けていても、家族にウルサイ!と言われることもなく、みるみる「無駄に」上達してしまいました。

また当時、住んでいた実家には土蔵があり、その中で友人たちの作ったフォーク・バンドが練習していたのですが、時々見学したり、メンバーが揃わない時など、ウッド・ベースで邪魔にならないよう低音を探しながら弾いたりしておったのです。

そして夏、隣の青森市でY社のコンテストにそのグループがエントリーしていたので、付き合って会場に行ってみたら、北海道からかけつけるハズのベースが来られなくなっていました。

楽器は運んであったので急遽、トラでステージに上がり、記念すべき初ステージをベーシストとして迎えたのです。

この時に優勝したバンドが FenderのJaguarを使っており、これが鮮烈な記憶として後々にまで影響を及ぼすコトとなりました。

さて、例のテスコのセミアコはど〜なったのか?ええとですねえ、実はあまりよく憶えてないんですが、たしかシャドウズの曲をなぞってたんじゃないでしょか?

それにこの頃、ザ・スパイダーズがオリジナル「夕陽が泣いている」なんてのを出して、それを浪人仲間と弾いたりしてたような記憶がかすかに・・・36年も前のコトなもんで。

そのテスコ、たしか一見デュアルモンド風のPUがふたつ、2V,2Tだった、と思います。

ネックはやや薄く細く、指板はローズウッドだったのでしょうが、妙に明るい色でした。

バインディングあり、で上のバインディングがポジション・マークがわりに半円状にふくらんでいた、んじゃなかったかな?(曖昧)

オープンリールのテープレコーダーをアンプがわりにしていた記憶があります(昔のテレコは拡声機能も付いてたのです)。

もちろん、そんな状態でしたから、このギターの音質について語るのは無謀というものでしょう。

なんだか、やたらにペチョンペチョンした音だったなー、というだけです。

ま、それでもこのギターのおかげで、「エレキ・ギター」でギター歴を始めることが出来たのでした。

ところがこのギター、末路が不明なんですよ。どうなったのか思い出せません。

YAMAHA SG-3/Sunburst body/used→sold

東京のデザイン専門学校に入るために上京するのですが、夏休みが終わってまた東京に来た時はすでにヤマハの「SG-3/SB(サンバースト)」というジャガーの出来そこないみたいなギターを持っていました。

誰から買ったのか、どんないきさつだったのか、まるっきり思い出せないんですよ。中古だったハズなんですが。

SG-3はジャガーのツノもヘッドも意味なく尖らせたデザインのボディで、一見ハムバッキングのリア・ピックアップですが、実は2つのシングル・コイルをバランサーを介してパラってあり、中間あたりでは、これまた出来そこないのハーフ・ポジションっぽい音がしたものです。

このバランサーはジャガーのプリセット様の位置にもうひとつ追加された形で、横に回すタイプでした。

トレモロ・アームの機構は一見ジャガーより堅牢そうに見えるのですが、実際にはローラー・ブリッジのガタつきで、あまり良い出来ではありませんでしたね(次のSG-5ではもっと凝ったため、さらにガタが増えています)。

肝腎の音の方ですが、ジャガーには遠く及ばない「中途半端な」もので、変に小さくまとまっており、友人の持っていた ELKの Jaguarフル・コピー・モデルと一緒に弾くとパンチが無く、一歩下がった感じ、という印象がありました。

ついでながら、その ELKを持っていたデザイン学校の同級生から「初めて」チョーキング、というものを教わったのです。

だってシャドウズじゃそんな弾き方してないですからね。

そして、SG-3のローラー・ブリッジは、チョーキングにはあまり向いていない、ということにも気が付きました。

やがてそのSG-3と同シリーズのベース、SB-1(これもサンバーストでした)も持っていた時期があったのですが、これも入手したいきさつと、その後が記憶にございません。

ただ、同じ弘前から川越に行ってたヤツとバンドみたいなものを作って遊びましたが、そのバンドがらみで手に入れたよーなオボロゲな記憶が・・・そのベースを持って国立(くにたち)から東長崎の別な友人のところに遊びに行ったりしてたんですが、そいつが「ビートルズしかやらない」ヤツなんですよ。

毎回強制されるせいで、ますますビートルズ嫌いが「強化」されたのはたしかです。

デザイン学校を出て月島にあった印刷会社に就職し、いったん音楽とは縁が切れますが、この会社で製版工程で使用している硝酸化合物のガスで気管支をやられ、仕事を変えた事により、音楽仲間が出来て、初めて本格的なバンドというものを結成しました('69?)。

この時のレパートリイは、Booker-T & the MG'sの "Green Onion"や、Sly & the Family stoneの "Thank you"、そしてナゼか The Shadowsの"Nivram(リード・ギターのハンク・マーヴィンの Marvinを逆にしたもので、シャッフル・ナンバーです)など。

しかしそのバンドでは一度もライヴをすることもないまま、'70年には弘前の映像機器販売会社に就職するために、そのバンドも終わってしまいました。

結婚して子供も生まれ、また音楽と離れてしまっていたのですが、インテリア・デザインの個人事務所に誘われて退社し、店舗デザインを手掛けるうち、知人に自宅一部を貸して喫茶店をやってもらうハズが、その人の母親の急死などで予定がくるい、完成まじかな店を自分で引き継いで、喫茶店のにわかマスターとなって始めたのが「Cavern」なのです。

さいわい、以前まで居たテナントが使っていた地下室が残っており、そこを練習スタジオにすることが出来たので、少しづつ楽器を(といっても、アンプ類やドラムセットのコトですが)揃えていきました。

やがて現 BLUES'Nのダディ正井と知り合い、ブルース度を深めるにつれ、バンド熱が再発して来ました。

そして次のギターの登場とともにこの SG-3は人手に渡ったのですが、そこでボディに悪趣味な彫刻をほどこされてしまい、再会した時には、その変わり果てた姿にココロが痛みましたです。

「ちゃんを許してくれ〜っ!みんなビンボーがいかんのじゃあ〜!」

Fernandez TV model/ 2 PU/bolt-on neck/yellow→Black/NEW→missed!

実はヤマハの SG-3のイキの悪さにややウンザリしていたこともあって、時期主力戦闘機の選定作業を開始したのですが、ブルース向き?のギターとして、選ばれたのが、この Fernandez TVモデルです(根拠は今となっては、まったく不明です。たぶんカタログを眺めて、一番ココロに来た?んでしょうね)。

おそらくヤマハのSG & SBのサンバーストの古楽器的様式美から思いっきり逆に振れて「イエロー」を選んだのでしょう。このソリッド・カラー好みは今に続いております。

ヤマハに比べると、音の粒立ちも良く、メリハリがありました。

ただ、ストップ・テイルピースをそのまま使ったブリッジはオクターヴが合わないので、BADAZとかゆうのに換え、次にヘッド・マシーンをグローヴァーに交換です。

そしてついにはボディ前面を削り出しアーチド・トップもどきに大改造し、ヘッドも切り詰めて小さくし、ワイアリングでは、#47ジャックを#110(つまりステレオ・アウト。フロントとリアを分離して出力)に換え、そこに差し込まないと、キャノン・コネクターからモノラルで出る、という配線です。

ボデイ・カラーもブラックにして、トラヴィス・ビーンを目指した(気分だけ?)ものでした。

BADAZのブリッジはコマのところで弦にかかるストレスが異常に高く、相性の悪い弦(DARCOのFunky008など)は、張るだけで「切れた!」ものです(実話ですよ)。

それまでのヤマハはやや低い位置に吊り下げて弾いていましたが、このTV改は厚みが無いかわりに幅のある指板だったため、まるでセミアコのように高い位置にしっかりホールドして、左手の拇指もネック裏の中央あたりで滑るような感じです。

ヘッドが自分の頭と同じくらいの高さに来ていましたね。

ヘッドまわりにも手を入れたことにより、音も変化し、やや高域にノビが出ました。

ただ、ちょっとリアPUでは「キンつく」クセもありました。

PUそのものはP-90タイプですが、Gibsonに比べると少しエネルギー・バランスが中低域にズレているようです。

これだけ手をかけたこのギターも、悪い相手に貸したのがウンの尽き、バックレられておしまいです。

大事に使うような人間じゃなさそうだし、今頃は・・・合掌。

Fender TELECASTER '74/Rosewood fingerboard/used→現役

地下室でブルースのセッションを始めた頃、偶然知り合った布団屋さんがテレキャスター('74 USA/Blond white)を売りたい、というので見てみたら、その上から蛍光グリーン!に塗られて、ピック・ガードには「御意見無用」の文字がっ!

しばし絶句でしたが、8万ではこんなもん、と割りきって買い取り、常連さん総動員で「寄ってたかって」塗装を落し、ピック・ガードはアクリ板で自作し、オイルステン・フィニッシュでナチュラル仕上げのテレキャスターが完成いたしました。

弾いてみるとテレビで見たスティーヴ・クロッパーの音とは大きく異なり、変に元気のある派手な音でした。

さらにほどなくして、ヘッド・マシーンをシャーラーの mini-6Lに交換しています。

それによって少しは音が落ち着いたような気がします。

このテレキャスはフロントのハムバッキング化(お察しのとおりアルバート・コリンズ仕様)から始まり、バランスが悪いのでまたシングル・コイルに戻し、それが断線しちゃったのでフロントPUを取り外してエスクワイヤーのフリをして、さらにリアのPUをセイモア・ダンカンのリプレイス用ハムバッキングに換装して(この頃にはもうフレットがだいぶヤラれていたのもあって)ハウンド・ドッグ・テイラーのナンバーのスライド専用にすると同時にワイヤリングにも手を加え、3ポジションはハムバッキング/シングル・コイル/2コイル・パラレルになっています。

また'97年には二番札所、駿河台山・石橋寺を参拝に行った Othumが(つまりイシバシ楽器のパーツ店をウロついてたら)MOSESのグラファイト・ネックの出物を発見、思わず買ってしまったことから Fenderのネックは取り外され(これも Yahoo!オークションの闇に消えてゆきました)そのグラファイト・ネックを装着した異様な姿で、現在も時おりステージにその勇姿?をさらしております。

ネックと同時にブリッジも6ピース独立のコマのものに換えました。

セイモア・ダンカンのPUは凄いパワーで、テスコの管球式アンプでは、タフそうなナチュラル・ディストーションがカンタンに出ます。

グラファイト・ネック自体は音の粒立ちを良くしている面もありますが、問題はその重量で、確実に手離しでネックが下がります。

Gibson SG special/ Cherry red body/used→sold

これも知人が持ち込んだもので、これもまた8万でした。

音的には薄いボディとハムバッキングの組み合わせが良い?のか粘りよりもアタックの歯切れが気に入っていたのですが、盗難にあってしまいました。

後に奇跡的に発見されて無事に帰っては来たのですが、なんとなく気が乗らなくなり、買った時と同じ8万円で売ってしまいました。

Epiphone Wilshire/Sunburst/NEW→lost

GibsonのSGで、薄いボディにハムバッキング、という組み合わせが意外と気に入ってしまい、後釜として採用されたのがこれでした。

ところが買って使ってみると、かなりデカいブロック・インレイの上とローズウッドの上での弦の滑りが違い過ぎて、弾いててヒジョーに気分が悪いんですねえ。

009ならまだ良かったんでしょうが、この頃はまだアーニーボールのブルー、008でしたから、チョーキングした時の滑りがインレイとこじゃ良すぎたんです。

しかも、ブロック・インレイのせいであまり気にならない、と軽視していたのですが、やはりネックのバインディングにも馴染めず、だんだん出番が減って冷遇されてたんですが、これとお揃いの Epiphone NEWPORTベースもろとも息子が東京に持っていってしまいました。

聞くところによると、「いろいろあって」2本ともヒサンな末路を辿ったようで、それ以来、二度と息子にはものをあげないようにしています。

この Wilshireと Gibson SG specialの2本はヤマハ以降では数少ない「ドット・インレイじゃないギター」でした。また、在位期間が短かった事もあって、恒例の大改造の魔手を免れて?おります。

後年、両モデルとも、ドット・インレイの類似モデルで復活?のチャンスも何度かあったのですが、試奏で満足出来る個体にめぐり逢えず、空席のまま現在にいたっております。

(事実は「ストラトいじり」にハマってしまい、薄いソリッド・ボディ+セット・ネック+ハムバッキングというタイプのギターのプレゼンスが低下している、というのが真相なのですが)

Fender JAGUAR(Japan)/Candy red/New→sold

ヤマハSG-3の時代にはホントに欲しかった FenderのJaguarですが、'90年代に入って弘前大学の学生たちとブルースのセッションをするようになり、なにか新しいギアを、と考えた時、昔の事がよみがえって、Fender Japanなら安く手に入るってのもあり、ついに注文してしまいました。

届いたギターは遠い昔の「あの音」を、あるいはそんな感じの音を確かに出してくれました。

がっ!レーセーになってみると、その音はあまりにもブルース向きじゃあないのですよ!

この時から悪戦苦闘が始まったのでございます。

ショート・スケールでテンションが低いようなので、それまでの008ゲージを009に上げ(なんと軟弱な!)ましたが、ヨークから飛んでる磁力線が強過ぎるのか、PUを弦に近付けると強烈なアタックが得られるかわり、弦にダンプがかかっているようで音消えもミョーに早いのです。

かといってPUを下げてくと、これまた空疎な「口先だけの」音みたいになって、コシが無くなってしまいます。

他にも、ブリッジの構造や、トレモロ・ユニットの存在などのマイナス要因てんこ盛りで、ついにはサステインの改善などいさぎよくアキラメてギター・シンセのドライヴァーとして復活!と思いきや、頼みのギター・シンセがこれまた問題アリで、トリガーのタイム・ラグが曲によっては絶望的なほどなのですね。

ギター・シンセも、2つ経験しましたが、おそらく演算速度の限界による宿命的なタイム・ラグらしく、大差ありませんでした。

結局ギター・シンセもジャガーも YAHOO!オークションに旅立っております。

シンセ・ドライヴァーとしての未来を模索する一方で、ギターとしてのJaguarにも魔の手?が伸び、ワイアリングの大改造が施されました。

思えば それがJaguarの最後の「輝き」だったのでしょうね。

まず、小パネルの3つのスライド・スイッチは本来「フロント・ピックアップのON-OFF」、「リア・ピックアップのON-OFF」、「高域を強調するバイパス・コンデンサーのON-OFF」となっていて、セッテイングによっては音がまったく出なくなってしまいます。

初めてこのギターを借りてセッションなどしていて、突然音が出なくなって演奏者を慌てさせることがよくありましたが、ハードなピッキングでスライド・スイッチが偶然、F・RともOFFになってしまうためでした。

私の持論として、いかなるギターも、VRを絞った時以外、どのスイッチをいじっても「音が出なくなることがあってはならない」ってのがありますんで、まずはそれから改善に着手でございます。

3つのスイッチはセンターが「AND-OR」で、ANDにすると「F+R」となり、ORではその前方のスイッチ「FRONT-REAR」で選ばれた方のPUからの信号のみが出力となります。

3つ目のスイッチは「POSITIVE-REVERSE」で、ANDでのフロント&リアの合成が順相か逆相かを選択します。

また上のサブ・パネルは本来プリセットとして、ONにすると通常のV/Tを無視してフロントPUのみが横向きのV/Tで設定されたので出力されるのですが、フロントのみ、を改め、全体(つまり3つのスライド・スイッチで作った音)をプリセットV&トーンでコントロールするように変えてあります。

また度重なる弦のブリッジからの逸脱?に対処するため、ムスタング用のブリッジに交換してあります。

ただ実際に演奏してみると、あまり出番は無く、いっそコンプレッサーでも内蔵させちゃって、そのコントロールにしたろか?などとゆう乱暴なアイデアもあったのですが、偶然めぐり逢ったストラトに Othumがウツツを抜かしてしまったため、幸か不幸か、Jaguarに関する一切の改善プログラムは「お蔵入り」となってしまったのです。

そしてストラトも3本、ちびストラトも導入された頃、かってあれほど憧れ、夢にまで見た Fender Jaguar(ただしJapan。え?USAなら違ったんじゃないか、って?う〜ん、USAなら買ってないでしょね。8万円切ってたら別だけど)は、チームを組んでいたギター・シンセとともに、オークションを通して別々なユーザーに運命を托すこととなったのです。

Jaguarの残してくれたものと言ったら、弦のゲージがひとつ上がった(008から009へ。ホント、ブルースマンの風上にも風下にも置けないですねえ、我ながら)コトでしょうか。

Fender STRATOCASTER/Fender MEX/Maple neck/"RED HOT"

あれはたしか、'95年の暮れだと思うんですが、都内の自転車店の忘年会に招かれ、その時に現地?でなにか安いお遊びギター買おうと御茶ノ水をウロついて(またか?さっきからウロついてばっかじゃん)た時、ESPの入ってすぐ左の下段にこいつが居たんです。

おお!わが敬愛するハンク・マーヴィン師の愛機(は厳密にはゴールド・パーツなんすけどね)そっくりの赤いストラトがっ!

この時、一瞬にして恋に陥ちたのですねえ。後先考えず、試奏もせずに買ってしまったのです。

その音は予想を裏切る、明るく軽いトーン・キャラクターで、これまでのストラト観を一挙に覆してくれました。

やや存在感はキハクながら、素直そうな(ま、逆に悪く言えばタンジュンな)音はもてあそぶにはピッタシ?です。

弘前に持ち帰る前に再度御茶ノ水で、シャーラーmini-6LとディマジオのDP-117垂直スタッキング・ハムバッキング(というよりはハム・キャンセリングかな?)PUも買い、すぐ部品交換です。

PU交換でまずノイズが激減し、その割りには音質も劣化していません。

ついでにワイアリングも変更し、Fのみ、Rのみ以外は、F+M+R、F+R、M+Rの5ポジションにしました(実際にはMのみ逆相にしてあります)。

このハーフ・ポジション系の音に、Jaguar対策に買っていたコンプレッサーをかけてみたら、おお!これこそ大村憲司が大貫妙子の「あなたに似た人」(dearheart 35MD-1031 大貫妙子 "A Slice of Life"に収録)で弾いていたあのギターの音に近いじゃん!

そしてヘッド・マシーン交換で音にやや陰影が生まれ(たような気が・・・)、少しは「味」も出てきたようです。

同時に、こちらは市内の楽器店で発見したシェクターのスプリングに交換したらアーミングが格段に滑らかになりました。

この"RED HOT"stratocasterはその後、アイバニーズの5ポジション・スイッチを導入してハーフ・ポジション時の極性もコントロールして、F only/-F+R/F-M+R/-M+R/R onlyに変え、より劇的なトーンの変化を追求いたしました。

しかし、順相・逆相の組み合わせはカンタンには決めつけられませんね。

左手の押さえるポジションによってどちらがいいかは逆転しますから。

そしてボディ背面には大手術を施し、SEND-RETURNを付けました。

ボディ裏に貼りつけたTONEWORKSのPANDORAに入り、その返りが前面の本来のVツマミによって音量をコントロールされてから、本来のジャック・プレートからアンプへ、という流れになります。

Vの隣りの、本来ならフロントPUのトーンだったツマミがパンドラへの送り出しヴォリュームとなっていますが、SEND-RETURNになにも挿してないとそれはキャンセルされ、本来のヴォリュームが使えるようになります。

どうです? まこと「ブルースマンにあるまじき」行いではありますまいか?

最新の改変は、実に地味なパーツになりました。それは「ビス」です。

ピック・ガードをボディにとめるビス、5ポジション・セレクターをピック・ガードにとめるビス、そしてPUを浮かせているビス、これらの全てをStainlessのビスに交換しました。

もとから汗っかきで、セッションではアゴからしたたり落ちる汗でビスがすぐに真っ赤にサビサビになってしまうので、Tokyu Handsにまで足を伸ばして全部を交換してあります。

背なのパンドラにモノ言わせ、いまやメイン・ギターとして君臨しておりますが、ESPでケース付きで2万円しなかった、なんてコトはトップ・シークレットでございます。

そしてその後、こいつの改良(改悪との声あり)にかけた金額は、それこそ精神衛生上ヨロシくない?のでヒミツですよ。

いまや、メイン・ギターとなったFender MEX. STD.グレードのストラトです。一見、フツーのストラトですが・・・

TONEWORKSの「PANDORA」は右にずらすとハズれます。黄色がギターからの「SEND」で、赤が「RETURN」。

PANDORAの黒いダイアルは演奏中に体が触れて音量が変わるのを防ぐため、透明プラスティックのガードをつけてあります。

その上のカヴァー・プレートを止めているのがステンレスのビス。

 

Fender STRATOCASTER/Fender MEX/Maple neck/"BLUE DEVIL"

こちらのストラトは駿河台から神保町に降りて来たとこの角の楽器屋で買ったものです。

"RED HOT"ですっかり味をしめた「ポプラ材ボディ」のストラトも一時品薄となり、探しまわってようやく見つけた白の一本でした。

ただ、安くなってたのはいいんですが、ネックに問題があり、1,2弦の3フレットがビビる傾向がありました。

しかし欲しいのはポプラのボディ、ネックは普通の Fender Japanを付けたっていい!とソク買いです。

帰宅すると同時に分解し、愛車 HONDA Beat ver.Cの純正カラー「キャプティバ・ブルー・パール」に塗装です。(この時にクルマ用のカラーは意外とイケる、と感じましたが、それが後に、あのような悲劇につながるコトになろうとは・・・)

そしてどうせなら"RED HOT"とは違うキャラクターを、ということでいつものDP-117ではなく、リアPUのみ "HOT RAIL"に換装し、ヘッド・マシーンも「あえて」グローバーのフェンダー用を使ってみました。

そして国産のピエゾ PUをブリッジ・ブロックに仕込み、本来ならフロントPU用のトーンを、それのヴォリュームにしたのです。

でも、そのG社製のPUは出力が小さ過ぎて使いものになりませんでしたね(つーかトレモロユニットのブロックじゃダメなんですよね、もっと振動するモノじゃなきゃ)。

つぎは配線をいじって、実に変わったセッティングにしました。F+M/F+Rr/M+Rf(シリース)/M+Rf(パラレル)/R onlyです。

最後の「R only」では例の本来ならフロントのトーンVRで、シングル・コイルとハムバッキングの間を連続的に移行させられるようになってますが、いつも「ハムバッキング状態」であまり使っていません。

音はホット・レイルとそれ意外では違いがあり過ぎ、面白いっちゃあ面白いんですが、やや荒れた刺激的なリアとマイルド(過ぎ)なミドルの落差はちょっとつながりが悪いですね。

結局ホットレイルを活かしてハウンド・ドッグ・テイラーのラフなスライド・ナンバーでウナリを上げることに活路を見い出しておりますが、案外ヘヴィなロックもイケるのでは?と踏んでいます。

この "BLUE DEVIL"は、いま現在も一番完成度が低く、さらなる改良が必要ですね。(これもまた全ビスを汗対策品に交換済みです。)

問題児、BLUE DEVILです。RED HOT同様、Fender MEXですが、いくらかネックが太めです。

グローヴァーのヘッド・マシーンです。

 

Mavis Modified RD style(Explorer)/NEW

Jaguarをシンセ・ドライヴァーとして使っているうち、もしかして、このトリガーの不安定さは、ジャガー自体の「響き」そのものに問題があるのではないか?という誤解のもとに、いっそ Gibson系のスタッドでガッチリ固定されたブリッジまわりのモデルで試してみよう、と思い立ちました。

しかし、レスポールなんぞをシンセに使ってたら周りのエキセントリックなLes Paulマニアの皆様にナニ言われるか判ったもんじゃないので、ちょっと「逃げ」とこう、とゆうことで、Epiphoneのデタッチャブル・モデルも候補に上がりましたが、決め手がないままある日 Player誌を見ていたら、イシバシで韓国製のエクスプローラー・モデルがモノ凄い安いんですよ。

それ見た瞬間、悪知恵がフラッシュ・バック!

早速いしがきじまちゃんを派遣して送ってもらいました。

現物は曲がりなりにもセット・ネックなので作業には苦労しましたが、まずボディの平面形をGibson RDに近付けるために、あちこちを大胆に切り落として行きます。

開けてビックリ!切断面を見たら全部、積層合板!凄い!

コストダウンもここまで来ると頭が下がりますね、ナサケ無くて。

ま、気をとり直して整形作業を続け、なんとか「RDなのっ!」と強弁できないコトもない・・・って程度にはなりました。

シンセ・ドライヴァーと割りきってるんだから、それで充分なハズだったのに、またまたビョーキが出てしまいました。

ギターと同額(!)のセイモア・ダンカンを・・・

さて、オリジナルはブラックだったのですが、ここでまたビートのカラーにしたストラトを思い出しちまったばっかりに、おっしゃ〜、これもその手で行こう!と。

街中で見かけたアコード・ワゴンの落ち着いたレッド・メタリックに決定し、ネック部分を慎重にマスキングして吹いて行きます。

ん?んんん?ん〜っ!なんじゃこの色は〜っ!こりゃ Gibsonそのまんまやないけ〜!!

どうしたワケか塗り上がったエセRDはどっから見ても、誰が見てもギブソン以外のなにものでもない、という見事なチェリーレッドでございました。

現在はシンセ・ドライヴァーとしての役割から開放され、Proud & Joyなんてナンバーではフル・ディストーションで暴れまわったりしております。

ついでに、このエセRDを無理矢理モノにするために、エフェクター・ボードも作りました。

ギターからライン・セレクターに入り、Aループは、DODのコンプレッサーからBOSSのエンハンサーで戻り、BループではまずBOSSのノイズ・キャンセラー(入力信号の音量によって、加工後の信号をVCAで制御するもの)を通過した後、管球式のMaxonオーヴァードライヴ/ディストーションからBOSSのグライコへ、そっからノイズ・キャンセラーのVCAを経て戻ります。

ペダルで音量をコントロールした後でBOSSのディジタル・ディレイ/リヴァーブ。

このボードは次の"BLACK ANGEL" stratocasterでも使っています。

Fender STRATOCASTER/Fender MEX/Maple neck/"BLACK ANGEL"

ポプラ材のボディの「とりこ」となってしまったので、もう1本くらい欲しい(なんちゅう発想じゃ)と探し始めたのですが、初期のメキシコ・フェンダーの在庫もあらかた消え去ってしまったあたりで、無いんですよ、これが。

しかし、まさかと思っていた一番札所「山野楽器」で、ひっそりとタタズんでいた黒の1本をついに発見!

そしてこの時は最初っからヴィジョンがありまして、発送の手続きをした後、御茶ノ水にとって返し、ウィルキンソンとゴトーのロック・タイプのヘッド・マシーン(ともに黒)、お馴染みのDP-117、そして全て黒のピック・ガード、ジャック・プレート、PUカヴァー、ノブ、ビス、と(背面のカヴァーもね)ネックのメイプル以外は完全にブラックとなるのです。

ピック・ガードについては念のため、黒は黒でも、1 plyと 3 plyの両方を準備しました。

この黒づくめのストラトは汎用機として登場したのですが、そのルックスから「ハード・ロック専用」と誤解されておりますが、けっしてそのようなコトはございません。

このストラトで弾くあの名曲、"Boom Boom out go the rights"がリトル・ウォルターの、ってより、どー見てもありゃパット・トラヴァースだよ、などと中傷するヤカラもおりますが「気のせい」でございます。

音的には凄みのある外観とはうらはらに、"RED HOT"よりおとなしい、ボディ材質が少し緻密なんじゃないの?って感じの「丸さ」がありますね。

そのかわり、サイドにまわってスローなストロークなどを流すと、よりトゲの無いまとまりを聴かせてくれます。

少なくとも、クリーン・トーンでは"RED HOT"のような「主役級」には一歩足りないみたいです。

当初、ハード・ロックもこなせる(ほ〜ら、やっぱり!)ワルそーなギターを目指し、"BLACK DEMON"の称号を奉るハズだったんですが、生まれて来た子を見たら、命名しようと思ってたのがなんか合わないよーが気がする、ってえ父親みたいに「こりゃ違うな」。

Blackはいいとして、この平和(?)な音は、むしろ「天使」だよね。

と、Angelに格下げ(どっちが上なもんだか?)となったのでございます。

その後、ピック・ガードだけは白に戻され、ついでにビスもサビないのに換えて現在に至っております。

さいわい、ヘッド・マシーンも黒、というのが利いてるのか、誰からも「ブラッキーですか?」などというブジョクは受けておりません。

(追記)ウィルキンソンはやはり最高です! 普段からアーミングはメチャメチャ多用するのですが、Fenderのブロックをそのまま使用している"REDHOT"が、利きはともかく、アームのネジ込み部分がガタつき始めて来ているのに対し、実に滑らかなダウンがガタ皆無で享受できます。

Fender ST champ/Fender Jp?/Maple neck/"Chibi Strato"

まったくなんの必要性も無かったのですが、実はそのスケールが一般のストラト25.5インチに対し「Jaguarと同じ」24インチだ、という点が重要だったのです。

"RED HOT"を思いつきで買うまでは指板はローズウッド or エボニーでバインディング無しのドット・インレイ!と決めていたのです。

それが、あのフェンダー・メキシコのメイプル・ネックと来たら、私の嫌いな「ピッカピカ」、「ツルツル」のクリアー・ラッカー仕上げではなく、クリアーはクリアーでも、軽いマット仕上げ(つまりツヤ消しですな)のウレタン塗装で、チョーキングで弦が滑り過ぎることもなく、逆にネック背面では手の平に吸い付くこともなく、特に後者の点ではこれまでのどんなネックをも上回るプレイアビリティを見せてくれたのです。

で、いささかもてあまし気味で、ありとあらゆる改善策がことごとく徒労に終わって行くJaguarに、ゼッタイにあり得ない「メープル・ネック」!で、せめて見た目だけでもひと花、咲かせよう、っていうのが発端だったのです。

したがってネックさえちゃんとしていれば後はどうでも良かった、と。

これも山野楽器です。試奏も要らない、と断るヘンな客だな、と思ったでしょうね。

しかし、記憶力の良い読者なら、まだ憶えておられるハズ(ってそんな長編じゃないだろ!)、Jaguarは yahoo!オークションで旅立っていったのではなかったか? それに、そのようなネックの記述はひとことも無かったのではないか?

「合わない」・・・これが全てでした。

JaguarのボディのえぐりとST champのボディー側エンドの形状が合わず、ネックが浅く入り、変な隙間が出来る上に、シムを噛ませても取り付け角度が合わないのです。

野望はついえました。いいと思ったんだけどなー。

この時点でしばらく思考停止でございますよ。こんなもん、どーすりゃいいんだ?と悩みましたね。

でもまあ、買っちまったものは仕方ない。一度は使ってやろうかいの?と、セッションに持って行きました。

そこで例のエフェクター・ボードでコンプレッサー利かして弾いていたのですが、忘れもしない、Albert Collinsの "HONEY HUSH"で、キーはA。

ST champ内蔵アンプのスイッチをON→DISTにして3弦の7フレットでチョーキングしたら、おおおおお〜っ!

スんバラしいフィード・バックがっ!こりゃあいい!フェルナンデスのサステイナーみたいなもんか?

この瞬間から、このちびストラトは活路を見出したのでございます。

粘っこ〜いスロー・ブルースやストロングなブギ(って、どんなんじゃ?)には活躍いたします。

とまあ、こんないきさつなもんでこいつだけは回路もパーツも買ったまんま。

唯一交換したのは例の Stainlessのビスだけです。

UNKNOWN 335type/bolt-on neck/littered→rebuilted

義理の弟が都内の粗大ゴミ置き場から拾って来た、一見 335スタイルのセミアコです。

色はチェリー・レッド。めちゃチープなディタッチャブル・ネックで、もはや瀕死の重態でしたが、これも余ってたパーツをひとつまたひとつと徴用して、ついにはあとフロント・ピックアップひとつで完成なのですが、ここで見切り発車です。

フロントの穴にはコトもあろうにグヤのディストーションをバラして仕込み、その上をTV 1PUモデルに似たピック・ガードで隠しました。

いつからか手元にあったヴァイブローラも搭載し、なんとなく形にはなりました。

しかし、フレット(というより、指板そのもののウネリです)のビビリもひどく、センターブロックの無いボディは内蔵ディストーションをONにすると、「フィードバックの嵐」で、面白いくらい止まりません。

どうもこれはギターとは違うなんか別の楽器になってしまったみたいですよ。

これはこれで面白かったんですが、さすがに弦をはじくよりミュートしてるほーが多い生活(大げさな・・・)に疲れはて、ディストーションは殺しちゃいました。

そうなると、逆にタダのさえないセミアコとなって、最近では静かな余生を送っています。このギターについては、音質とか、プレイアビリティなんてことは「問題外」なので、論評は控えさせていただきます。

Fender 3/4 size GUT/modified electric gut/NEW

これまで30年以上エレキ一筋で来たのが、4年ほど前に、市内のスナックでママさんにおだてられて、自分のブルース・ユニット、Blues After Darkのメンバー倉っちとお店にあったアコースティック・ギター2本でブルースをやったらケッコー楽しかったので、それに味をしめて「初めて」アコギを買ったのですが(次のスタッフォードがそれです)、

もちっとトーン・ヴァリエーションが欲しいな。

つーことで永年の宿敵(?)ガット・ギターをひとついてこましたろやないけ、と物色を始め、目についたのが Fenderが供給するマレーシア製(たぶん)の 3/4スケールのちびガットでございます。

宿敵を制覇、などと意気込んでたワリにはズイブンと「いさぎよ」くない選択ではございませんか。

ま、言い訳をさせていただきますならば、ダメだった時のダメージも少ない、と。

そのよーな打算が働いておったのです。

さて、まずは U.S.A.Fishmann社のアンダー・サドル・ピエゾ・ピックアップを発注し、それを仕込むと、厚さの分、ブリッジが高くなりますから削らなくてはなりません。

ただ、ここできちんと直線出しとかないと、弦毎の音量にバラつきが出ます(実は最初それでやり直ししてるんですよ)から、急いで万力っての買いにって全身でヤスリがけ。

なんかいっぱしの職人になったみたいで気持ちいいんですよこれが。

そして完成したエレガットはオヴェーション系のシズル感にはちょっと欠けますが、とてもナチュラルなガット・サウンドで、ボサノヴァをつまびくとなかなかイケます。

ピックを使ってのギター・ソロもやはり独特のトーンで、結果論ではございますが、「買って良かった」ギターの1本となりました。

自分でエレアコに加工したい方、Fishmannをおススメいたします。

Stafford/?

とりあえずアコーステイックを1本、ということで、条件はバインディング無しのネックで、ドット・インレイであること。

その時この条件をかなえる唯一の店頭在庫を買って来たものです。

デザイン的にはマーティン系らしく、Staffordのロゴが、Martinに似せてあるのがナサケ無くてヨい。

(Gibson系のでは、もち遠目にはGibsonに見えるようにロゴが変えられてます)

このギターは、ただ一度だけ、杉田ゆうこさんが歌う Bonnie Raittの"Nothings seems to matter"でバッキングを務めた際にスポットを浴びました(入道の前座です)。

なにしろアコのフル・サイズのボディに慣れていないため、今どこ押さえて何弦を弾いてるのか判らないんですね。指は痛いし。

で、すぐさまアーニーボールのスーパー・スリンキー09に張り替えてしまいました。

ああ、ホっとする。このエネルギー感の無いコード・ストローク。リードを弾いた時の音の粒立ち。

もうネっからエレキ脳になっちゃってるんでしょうね。

チョーキングだって、こんだけチカラ入れればこんだけ上がる、ってのがもう肉体化しちゃってるから、ブロンズ弦なんて、こんなもん弦じゃねえっ!となるんだなきっと。

でなくてもチョー軟弱な左手の指先にも問題はあるにしても。

最近ではこのスタッフォード、出番が減っています。ギターに罪は無いのですが・・・

と、ここまでが私のギター遍歴です。

(おまけ)

AMPLIFIERS

ついでにアンプは、ってえとテスコのセミアコ時代は三菱電機製のオープン・リール・テープ・レコーダーがアンプがわり、ヤマハSGには純正ヤマハの三角アンプ(横から見るとタテ長の三角形でした。SpはNSとかゆう変形の平面Spで、それはそれはお上品な音でした)を使用。

TVの頃は、Fresherというメーカー(ギターもあります)の 20Wクラスで、これがなかなかいい、根性のすわった音を出していました。

次がジャガーと同時に買ったFernandezの15Wで、さらに同じアンプをもう一台買ってBOSSのミキサーから左右に振ったステレオ仕様として、あるいはバイ・アンプとして使っていました。

また、バンドメンバーが残していってくれたテスコの管球アンプもあります。

やがてVOXの小型アンプでプリ・チューブのも買いました。

他にDODのアンプ。現在はLIVE HOUSEオレンジ・カウンティのステージに、VOX、DOD、Teiscoの3台を、自宅にはフェルナンデスとローランドの古いベースアンプRB-120、ブルース喫茶BLUES'NにはAriaの小型ベース・アンプが置いてあります。

BASS

初ステージがベースだった縁で?いまだに時おりベーシストになります。

最初のベースはヤマハSB-1とかってソリッド・ボディでサンバースト。

音はあまり印象に残っていません。

次のベースはヤマハのセミアコ・ベースでショート・スケール、2PUです。

これは音に締まりが無く私好みじゃありませんでした(ダンピングの利いた重低音が好きなので、ボワア〜ンと広がる感じのベースが嫌い)。

これは興味を示してくれた黒石JACOのマスターに進呈いたしました。

次がEpiphoneのNEWPORTベースですが、これはほどなく息子によって東京でヒサンな最期を遂げております。

同じ頃 Fresherのショート・スケールながら Jazz Bassのフリをしたベースも入手し、ヘッドのマークをカタカナで「フエンダ〜」ってのをめいっぱい Fenderロゴに似せて書き込み、ヒンシュクをかっております。

これは現在、BLUES'Nに常備ベースとして置いてあります。

最新のベースはSpiritburgerとかゆうSTEINBERGERのパクリで、御存じヘッドレスのミニマム・ボディのベースです。

これにフラット・ワウンドを張って、オレンジ・カウンティ備えつけのアンペッグ SVT-CLASSICのアクテイヴ用インプットにつないだダンピングの利いた音がとても気に入っています。

(ついでながら、お気に入りのベーシストは、Scott Rafalo、Lary Grahamです。─すごい組み合わせ!)(了)

 


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